家族サービスという言葉に感じる違和感について

家族サービスって何?

家族サービスというと一般的にお父さんがお母さんや子どもたちという家族にサービスをするという意味合いで使われることが多いので、お父さんがお母さんと子どもたちのご機嫌を取るというようにとらえている人が多いようです。

逆にあまりお母さんがお父さんや子どもたちのために家族サービスをするというような使われ方はありません。
ですが実のところこの家族サービスという言葉にはなんだか違和感を感じるという人も少なくありません。

もちろん家族が喜ぶことをするということに関して嫌だとか面倒だとかいう気持ちで違和感を感じるのではなく、わざわざ家族にサービスをするといういい方がおかしいような気がするのです。

家族へのサービスをしないお父さんはなんだか父親として何かが欠落しているようなイメージも与えかねないこの家族サービスといういい方ですが、休みの日にどこかに連れていったりしなければ家族サービスにならないと感じる人も多いですので、仕事で疲れているのに休みの日には家族へのサービスという別の仕事が待っているような錯覚にも陥ります。

本当に家族を大切にする父親は「家族サービス」という言葉を使わない。

一緒に家族と過ごすというだけのこと

このサービスといういい方をやめてもっとほかの言葉で表現すれば、この言葉で感じる違和感はなくなるかもしれません。
お父さんも自分も楽しめないといくら家族のために何かしら計画してさらに実行しても、ほんとのところでは家族も楽しめていないのではないかとも考えられますので、サービスではなくいっしょに家族と過ごすというようなありふれたいい方で十分なのではないかと考えます。

そもそも家族でサービスを受けているお母さんや子どもたちはどう感じているのでしょうか。

お父さんがどこかに連れていってくれたり、おいしいものを食べさせてくれたりすることは確かにうれしいですが、なんだかサービスという言葉を使うとそれが義務のように感じてしまうので、とりあえず一回でもおこなっておけばその後しばらくは安泰だというような事務的なにおいがしてしまうので、実際のところは楽しさを感じていないのかもしれません。

その結果子どもたちが大きくなるとこのような家族のサービスからは解放されます。
というより子供と一緒に過ごす機会が減って、子どもは子どもで誰かとすごし、お母さんもお母さんの付き合いで時間を使うことが増えますので、だれももうお父さんとどこかに出かけようとか食事に行きたいと言わなくなってしまうのです。

家族で共有できる時間を持ってお互いにいたわり合うことが大事

これは子どもが小さいころにおこなっていたことがサービスであったので、もうその役割が必要なくなればしなくてよくなる代わりにお父さんも必要なくなってしまうのです。
ですので、家族へのサービスという感覚では、いずれは不要になるサービスということで、時期が来ればお父さんも一緒に要らないサービスとしてお払い箱になってしまいます。

ですので、このような家族へのサービスというような感覚で何か行うのはやめて、一緒に楽しむ機会をもつという前向きな気持ちでおこなうことで、子どもが大きくなってからも一緒に楽しんだ記憶が残りますので、ひとりでも楽しめますし子どももついてくる可能性も広がります。

ですので、この家族サービスという言葉に対するぼんやりとした違和感はそのままにはせず、考え方を切り替えておこなっていかないと非常にむなしい行動になってしまいますし、お母さんの方もお父さんからのサービスというような気持ちで過ごすのではなく、家族で共有できる時間をもって、お互いにいたわり合うというように考えることが重要になります。

この言葉に違和感を感じているのは実は正常な感覚を持っているということになりますので、きちんと家族での過ごし方を考える時間をもつようにしましょう。

oeland
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